ゲーミングPCは高額なので、性能だけでなく見た目にもこだわって、満足度の高い買い物にしたいと思うのは当然だ。しかし全てのBTOが白いケースのゲーミングPCを扱っているわけではない。
そこでこのページでは、白いケースのゲーミングPCを扱っているBTOを紹介している。
オシャレな白いゲーミングPCが欲しいと思っている人は必見だ。
フロンティアの白いケース採用ゲーミングPC
最近のフロンティアはケースのバリエーションが増え、白いケース採用のモデルも多い。セールが常時開催されており、セールモデルをお得に手に入れられる。
安くて白いゲーミングPCを求めているなら、フロンティアがおすすめだ。
フロンティアの白いケースのラインナップは以下の5シリーズであり、それぞれ外観が大きく異なる。
GHLシリーズ
フロンティアの白ケースPCの中では比較的スタンダートなモデルだ。ミドルタワーケースであり、拡張性や価格のバランスが良い。
最大7基のLEDファンが搭載可能で、左サイドの強化ガラスパネルを通して、LEDの輝きを堪能できる。
セール対象になることが多く、お得に手に入れるチャンスが多い。
i5-14400F | i7-14700F | R5 8400F | R7 7800X3D | R7 9800X3D | |
---|---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 309,800 | 369,800 | 389,800 | ||
RTX4070S | 254,800 | 319,800 | |||
RTX4060Ti | 174,800 | 209,800 |
GPLシリーズ
GPLシリーズはピラーレスケースを採用し、前面と左側面が強化ガラスで繋がっている。内部が広々と見え、LEDを付けたときの見た目の良さはピカイチだ。
内部は白いパーツを多く搭載していることから、全体として統一感がある。
セール対象になることは最近ではほぼなく、お得に手に入れるチャンスは少ない。もしセール対象になっていたら見逃し厳禁だ。
i5-14400F | i7-14700F | R5 8400F | R7 7800X3D | |
---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 354,800 | 372,800 | ||
RTX4070S | 309,800 | 329,800 | ||
RTX4060Ti | 234,800 | 234,800 |
GK/GKLシリーズ
GK/GKLシリーズは、フロンティアの基本的なシリーズの1つだ。ミニタワーケースなので拡張性には劣るが、価格が低く選びやすい。
シンプルな外観なので価格が抑えめであり、セール対象にもなりやすいことからコスパに優れている。
i5-14400F | i7-14700F | R7 5700X | R7 7800X3D | R7 9800X3D | |
---|---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 279,800 | 359,800 | |||
RTX4070S | 214,800 | 249,800 | 294,800(光) | ||
RTX4070 | 214,800 | ||||
RTX4060Ti | 169,800 169,800(光) | 199,800 199,800(光) | 169,800 | ||
RTX4060 | 174,800(光) |
MFGシリーズ
PCパーツメーカーとして世界的に有名なMSIとのコラボモデルだ。MSI製のパーツを多く搭載していて、やや高額だが信頼性は高い。
ケースはMSI MPG VELOX 100Rであり、エアフロー性能が特に高い。冷却性が特に重要になる高性能な構成でも十分に冷却可能だ。
セール対象になるモデルは限定的なことには注意したい。
i5-14400F | i7-14700F | R7 7800X3D | |
---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 299,800 | 349,800 | |
RTX4070S | 249,800 | 294,800 | 319,800 |
RTX4060Ti | 184,800 | 249,800 | 264,800 |
ストームの白いケース採用ゲーミングPC
最近のストームはピラーレスケースに特化していて、かなり特徴的だ。ピラーレスケースはどうしても価格が割高になってしまうというデメリットはあるが、配線の美しさまでこだわっているのはストームの特徴と言える。
鏡界2
鏡界シリーズは、ストームのスタンダードシリーズだ。上位シリーズである新界シリーズや幻界シリーズと比べると洗練さは劣るが、価格面で優位性がある。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | U7 265K | |
---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 344,000 | 349,800 | 344,000 | |
RTX4070S | 299,800 | 305,000 | 299,800 | |
RTX4060Ti | 228,200 211,000(空冷) | |||
RTX4060 | 209,800 194,800(空冷) |
新界2
新界は鏡界の上位モデルだ。背面コネクタマザーボードが搭載されていて、配線がきれいで見栄えが良いという特徴がある。
ピラーレスケースは内部を見やすいという特徴があるため、内部が整理されていないと見た目が損なわれる。その点、新界は内部まで整理されていて見栄えが良い。
ゲーミングPCをデスク上に置くなど、目立つところに設置する人は新界シリーズで見栄えにもこだわっておきたい。
なお、同構成で価格が違うモデルは「Plusシリーズ」であり、グラボのケーブルが裏面に隠されていることにより、さらに見栄えが良くなっている。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | R7 7800X3D | R7 9700X | R7 9800X3D | R9 9900X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 363,000 358,000 | 368,000 362,000 | 379,800 369,800 | 385,000 379,800 | 399,800 | 399,800 | |
RTX4070S | 314,000 308,900 | 319,000 314,000 | 329,800 325,000 | 335,000 329,800 | 359,800 | 349,800 | |
RTX4060Ti | 233,000 215,000(空冷) | 264,800 | 283,000 | 289,800 269,800(空冷) | |||
RTX4060 | 214,000 198,000(空冷) | 268,000 | 269,900 253,000(空冷) |
幻界
幻界は、PCパーツメーカーとして世界的に有名なMSIとのコラボモデルだ。ピラーレスケースであることと、天面の形状が特徴のケースとなる。新界と同じく、配線が裏面に隠れていて、見栄えが非常に良い。
新界とこの幻界シリーズは中身も価格面もほぼ同じなので、気に入ったデザインの方を選ぶと良い。
なお、同構成で価格が違うモデルは「Plusシリーズ」であり、グラボのケーブルが裏面に隠されていることにより、さらに見栄えが良くなっている。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | i9-14900KF | R7 7800X3D | R7 9700X | R7 9800X3D | R9 9900X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX4090 | 599,800 | 599,800 | ||||||
RTX4080S | 449,900 | 445,000 | ||||||
RTX4070Ti S | 363,000 358,000 | 368,000 362,000 | 379,800 369,800 | 385,000 379,800 | 399,800 | 399,800 | ||
RTX4070S | 314,000 308,900 288,000(空冷/即納) | 335,000 329,800 | 359,800 | 349,800 | ||||
RTX4060Ti | 233,000 215,000(空冷/即納) 213,000(空冷/即納) | 264,800 | 289,800 269,800(空冷) | |||||
RTX4060 | 214,000 198,000(空冷) | 269,900 253,000(空冷) |
サイコムの白いケース採用ゲーミングPC
サイコムのゲーミングPCは高品質さが最大の特徴だ。
大手BTOのように無名メーカーのパーツを使って価格を抑えるのではなく、有名メーカーの高品質パーツを使っている。その分価格は高くなるが、冷却性・耐久性・静音性を重視したいPC玄人は必見のBTOだ。
ケースに関しては派手ではなくシンプルだが、有名なPCパーツメーカーのケースが採用されていて、シンプルかつ洗練されたデザインとなっている。
G-Master Velox Ⅱ
構成例1(Intel) | 構成例2(AMD) | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5-14400F | AMD Ryzen7 5700X |
グラボ | RTX4060 | RTX4060 |
メモリ | 16GB(8GB×2) | 16GB(8GB×2) |
SSD | 1TB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 166,830円 | 167,310円 |
Velox Ⅱはサイコムの売れ行きトップクラスのシリーズだ。サイコムの高品質さはそのままに、ある程度リーズナブルな構成となっている。
ケースはFractal Design製であり、デフォルトで白ケースだ。
搭載できるCPU・グラボも幅広いため、白いケースで高品質なゲーミングPCを求める人に広くおすすめできるシリーズと言える。
G-Master Hydro
構成例1(Intel) | 構成例2(AMD) | |
---|---|---|
CPU | Intel Core Ultra7 265K | AMD Ryzen7 9700X |
グラボ | RTX4080Super | RTX4080Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) | 32GB(16GB×2) |
SSD | 1TB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 478,220円 | 464,790円 |
Hydroはサイコムが誇るデュアル水冷シリーズだ。
デュアル水冷とは、CPUだけでなくグラボも水冷式で冷やすというシステムのことだ。熱を発しやすい高性能なグラボで特に役に立つ。現に、HydroシリーズにはRTX4070Ti Super以上の選択肢しかない。
CPUだけでなくグラボも水冷式にすることでパーツをより効率的に冷やすことができ、静音性を高めることができる。RTX4070Ti Super以上のグラボを考えているなら必見のシリーズだ。
ケースに関してはデフォルトが黒であり、白いケースにするにはカスタマイズ料金がかかる。ガラスパネルケースなら約2,000円、ガラスパネルなしなら約300円だ。
G-Master Luminous
構成例 | |
---|---|
CPU | Intel Core Ultra7 265K |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 64GB(16GB×4) DDR5-5600 |
SSD | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 518,690円 |
Luminousはサイコムのコンセプトモデルだ。Antec製の白いピラーレスケースを採用していて、非常に映えるシリーズとなっている。
ピラーレスケース採用なので価格は高いが、高品質で映えるゲーミングPCは他BTOではなかなか見つからない。品質と見た目にこだわりたい人は必見だ。
マイニングベースの白いケース採用ゲーミングPC
マイニングベースは新興のベンチャー企業なので知名度は低いが、ピラーレスケースが特徴だ。10つのLEDファンが付いていて、インテリアとして非常に映える。
ゲーマーモデル・ストリーマーモデル・クリエイターモデルの3モデルがあり、マザーボードの仕様などが異なるが、ケースに関してはどれも同じだ。(2024年11月27日現在、クリエイターモデルの取り扱いがなくなっている)
ゲーマーモデル
ゲームでは、コアが多い上位のCPUは全く必要ない。ゲーマーモデルは、ゲーム用途で無駄が無いCPUがラインナップとなっている。
ストリーマーモデル
R7 7800X3D | R9 7950X3D | i7-14700KF | i9-14900KF | |
---|---|---|---|---|
RTX4090 | 688,000 | 619,800 | 647,800 | |
RTX4080S | 449,900 | 499,800 | 433,400 | 459,800 |
RTX4070Ti S | 399,800 | 449,900 | 383,800 | 411,400 |
RTX4070S | 349,800 | 333,000 | ||
RTX4070 | 331,000 | 314,800 |
ストリーマーは、ゲームしながら配信するなど、マルチタスクが多いため、コアが多い上位のCPUが必要になる。ストリーマーモデルでは、マルチタスクに適したCPUがラインナップとなっている。
さらにUSBポートの数が充実しているなど、ストリーマーに必要なゲーミングPCとなっているのが特徴だ。
マウスコンピューターの白いケース採用ゲーミングPC
マウスコンピューターは非常に知名度の高いBTOであり、多くの人が利用している。
マウスコンピューターの白いケースのモデルは、いずれもエントリー~ミドルクラスのラインナップとなっている。
DGシリーズ
DGシリーズは、マウスコンピューターのスタンダードなシリーズだ。非常にシンプルなデザインとなっていて、シンプルな白ケースにしたい人に向いている。
JGシリーズ
JGシリーズは、オンライン限定のゲーミングPCブランド「NEXT GEAR」の1シリーズだ。ホワイトモデルは性能の幅が非常に狭いという欠点はあるが、エントリー~ミドルクラスの性能を求めているなら満足できる。
SEVENの白いケース採用ゲーミングPC
独自のPCケースを製造している主流なBTOと違い、SEVENはPCパーツメーカーが製造しているケースを採用している。そのためケースの候補が非常に多く、好みのケースを見つけやすい。
ケースだけでなく全てのパーツを広い選択肢から選べるため、初心者だと迷いやすいというデメリットになるが、こだわりの強い人であれば満足できる。
以下はSEVENで選べるゲーミングPCの一例だ。ケースや内部のパーツをすべて自分で変更できるため、基本構成を基にして自分で変更すると良い。
パーツ (すべて変更可) | 構成例1(Intel) | 構成例2(AMD) |
---|---|---|
ケース | ||
CPU | Core i7-14700F | Ryzen9 7950X3D |
グラボ | RTX4070Super | RTX4070Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD 2TB SSD |
価格(税込) | 298,980円 | 439,780円 |
公式ページ | 公式サイトで見てみる | 公式サイトで見てみる |
白いケースのBTOゲーミングPCを選ぶメリット
白いケースのゲーミングPCを選ぶメリットは、見た目が良く、満足感が高くなることだ。
ゲーミングPCのケースはかなり大きく、黒だと重苦しい印象になる。一方で白いケースであれば。重苦しい印象が軽減される。
白いケースはスタイリッシュな印象を与え、写真映えしやすいというメリットもある。写真を撮らない場合でも、おしゃれなインテリアとして置いておける。
ゲーミングPCは数十万円の買い物なので、性能だけでなくデザインに関しても満足できるものを選びたい。
白いケースのBTOゲーミングPCを選ぶデメリット
白いケースのゲーミングPCを選ぶデメリットは意外に多い。
黒いケースのモデルより高額な傾向にある
白いケースのモデルは、黒いケースのモデルより高額な傾向にある。同額ということはあっても、白いケースのモデルのほうが安いということはまずない。
白いケースの方が高額な傾向にあるという理由以外に、中身のパーツも高額なことがあるからだ。中身が見える強化ガラスのケースで、白いグラボや白いCPUクーラーを採用している場合、特に価格差が顕著になる。
白いパーツを採用しているという理由だけで高額になることは知っておきたい。
直射日光を浴び続けると茶色に変色する
きれいな白いケースであっても、直射日光に晒され続けると茶色に変色してしまう。そもそもゲーミングPCに直射日光を当てるべきではないのだが、白いケースの場合は最大の特徴である見た目が損なわれることに気をつけたい。
構成の選択肢が少ないことがある
BTOでは基本的には黒いケースが主流であり、白いケースは未だに数が少ない。黒いケースのモデルでは全てのグラボを選べるが、白いケースのモデルでは限定的なグラボしか選べないというようなことがある。
特にハイエンドクラスには白いケースのモデルがないことがしばしばあるので、ヘビーユーザーは注意が必要だ。
白いケースのBTOゲーミングPCに関してよくある質問
- 結局どのBTOのゲーミングPCを選べば良いの?
- 初心者でも白いゲーミングPCを選んで問題ない?
- グラボまで白で統一されているモデルはある?
結局どのBTOのゲーミングPCを選べば良いの?
白いケースのゲーミングPCが欲しいのであれば、自分が気に入るデザインを選ぶべきだ。
ゲーミングPCは数十万円の買い物なので、後悔しないためにも妥協しないほうが良い。
初心者でも白いゲーミングPCを選んで問題ない?
初心者が白いゲーミングPCを選んでも何の問題もない。基本的な扱い方は、黒も白も変わらないからだ。
このページで紹介したBTOは、初心者~上級者まで誰でも満足できるショップばかりだ。
グラボまで白で統一されているモデルはある?
一部BTOでは、グラボまで白で統一されているモデルがある。
白いグラボが採用されている場合は、公式サイトのグラボの欄に「ホワイト」「White」などと記載されていることが多いので各自で見て欲しい。
白いケースのBTOゲーミングPCで、満足のいくゲームライフを送ろう
このページでは、白いケースのBTOゲーミングPCを紹介した。
白いケースのゲーミングPCはデメリットこそあるが、得られる満足感は非常に大きい。満足度の高いゲームライフを送ろう。