RTX4090は4Kゲーミングに向いている、RTX40シリーズ最強のグラボだ。
このページでは、RTX4090搭載PCをケースデザイン重視で紹介する。
RTX4090搭載のゲーミングPCを探している人は必見だ。
RTX4090搭載のおすすめゲーミングPCをケース重視で紹介
このサイトはPCケースデザインに着目しているので、良デザインなRTX4090搭載ゲーミングPCを紹介する。
最近だと、RTX4090搭載モデルを扱っていないBTOも増えている。
おすすめ1:ストームのピラーレスケース×RTX4090
GK-99X49 | |
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セール期間 | – |
CPU | Ryzen9 9900X |
GPU | RTX4090 |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 599,800円 |
おすすめ1は、ストームのピラーレスケース採用のモデルだ。
Ryzen9 9900X×RTX4090という最高峰の組み合わせであり、性能面で不自由することはまずない。
配線にまでこだわった最高峰のピラーレスケース採用モデルを求めている人におすすめだ。
おすすめ2:サイコムの高品質ゲーミングPC×RTX4090
G-Master Spear X870A | |
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セール期間 | ~2025年1月10日 |
CPU | Ryzen7 9700X(変更可) |
GPU | RTX4090 |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 610,330円 |
おすすめ2は、サイコムの高品質ゲーミングPCだ。
サイコムでは、高品質なパーツのみを選ぶことができる。ケースはCoolerMaster CM694であり、内部のパーツも有名メーカーから選べる。
耐久性や冷却性、静音性にこだわったゲーミングPCを求めている人におすすめだ。
おすすめ3:VSPECのゲーミングPC
VSPEC BTO/Intel Core Ultra K Gaming Special | |
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セール期間 | – |
CPU | Core Ultra9 285K |
GPU | RTX4090 |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-4800 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 726,000円 |
おすすめ3は、VSPECのゲーミングPCだ。
VSPECでは、全てのパーツを広い選択肢から選ぶことができる。
1つ1つのパーツの知識が必要になるが、こだわりの強いPC玄人におすすめだ。
RTX4090の基本情報
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080 S | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere | Ada Lovelace |
GPUコア | AD102 | GA103 | AD103 |
プロセス | 5nm | 5nm | 5nm |
CUDAコア | 16384基 | 8448基 | 10240基 |
RTコア世代 | 第3世代 | 第3世代 | 第3世代 |
RTコア | 128基 | 66基 | 80基 |
Tensorコア世代 | 第4世代 | 第4世代 | 第4世代 |
Tensorコア | 512基 | 264基 | 320基 |
ベースクロック | 2.23GHz | 2.34GHz | 2.29GHz |
ブーストクロック | 2.52GHz | 2.61GHz | 2.55GHz |
メモリ容量 | 24GB | 16GB | 16GB |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
メモリクロック | 21Gbps | 21Gbps | 23Gbps |
メモリバス幅 | 384bit | 256bit | 256bit |
メモリバス帯域 | 1008GB/s | 672GB/s | 736GB/s |
TDP | 450W | 285W | 320W |
推奨電源 | 850W | 700W | 750W |
RTX4090の特徴は、最強と言って良い性能であることだ。ゲーム性能もクリエイティブ性能も最強クラスだ。
欠点としては、高性能過ぎるためほとんどの人は持て余してしまうということだ。例えばフルHDでしかゲームをしないような人や低画質でeスポーツ系ゲームをするような人は、RTX4090を選ぶ意味が全くない。
RTX4090は最強のグラボであり、4Kでゲームをする人や高度なクリエイター向けとなっている。
フレーム生成を使用できる
RTX4090を含むRTX40シリーズの特徴は、フレーム生成を使用できることだ。
フレーム生成は、画質をなるべく保ったままフレームレートを向上させる「DLSS」の中の1機能であり、RTX40シリーズだけで使える。
従来のDLSSよりはるかに高いパフォーマンスを出すことができるだけでなく、グラボ側で処理を行う関係上、CPUボトルネックがあってもフレームレートが向上する。
フレーム生成に対応しているゲームでしか使えないという欠点はあるが、WQHDや4Kで役に立つ機能だ。
NVENCの進化
NVENCがAV1エンコードに対応し、デュアルエンコードもできるようになっている。
AV1エンコードは圧縮率が高く、より高画質での配信ができるようになる。前世代のRTX30シリーズではAV1エンコードに未対応だったので、大きな差別化点と言える。
さらに、2基のNVENCが並列動作するようになり、理論上ではエンコード速度が2倍になる。
RTX4090は動画を扱うクリエイターにとって魅力的なグラボだ。
RTX4090のWQHDゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4090のWQHDゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での比較となる。
重いゲームでのRTX4090のWQHDゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均(割合) | 130.7(100%) | 94.8(72.5%) | 106.5(81.4%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 74.2 | 49.8 | 56.3 |
Far Cry 6 | 135.2 | 131.2 | 137.0 |
God of War | 208.7 | 138.7 | 157.6 |
Hogwarts Legacy | 119.5 | 92.6 | 99.2 |
Red Dead Redemption 2 | 134.6 | 94.8 | 109.4 |
The Last of Us Part 1 | 123.2 | 102.5 | 113.7 |
The Witcher 3 NextGen | 167.2 | 93.9 | 114.0 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 83.1 | 54.5 | 64.5 |
RTX4090は平均130.7fpsであり、WQHDゲーミングは余裕であることがわかる。
RT(レイトレーシング)を有効にしたゲームでも60fpsを大きく超えていて、その他のゲームでは100fpsを大きく超えている。
とはいえ、WQHDゲーミングであればRTX4070Ti Superで高いフレームレートが出ているので、わざわざRTX4090を選ぶ必要は薄い。
軽いゲームでのRTX4090のWQHDゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
Apex | 295.8 | 277.2 | 292.5 |
Apex(低設定) | 298.6 | 299.8 | 299.6 |
DOOM Eternal(RT) | 416.8 | 306.4 | 336.8 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 550.7 | 531.3 | 482.8 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
とはいえどのゲームでも、高フレームレートでプレイ可能だ。
フレーム生成使用時のRTX4090のWQHDゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
通常からの伸び率 | 216.6% | 216.8% | 218.2% |
Cyberpunk 2077(RT) | 173.9 | 129.2 | 146.1 |
Hogwarts Legacy | 249.7 | 179.1 | 198.5 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 175.9 | 118.6 | 135.4 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを向上させる「フレーム生成」を使用した際、どのグラボもフレームレートが2倍以上に跳ね上がった。
RTX4090でフレーム生成を使うことで、RT(レイトレーシング)を有効にしたゲームでも100fpsを軽々と超える。
ただし、フレーム生成は対応しているゲームでしか使用できないため、汎用性は低いことに注意。
RTX4090の4Kゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4090の4Kゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での比較となる。
重いゲームでのRTX4090の4Kゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均(割合) | 92.0(100%) | 58.5(63.7%) | 68.0(74.0%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 39.1 | 23.1 | 28.0 |
Far Cry 6 | 114.5 | 95.0 | 106.4 |
God of War | 141.8 | 90.0 | 104.8 |
Hogwarts Legacy | 81.6 | 56.7 | 61.8 |
Red Dead Redemption 2 | 94.8 | 65.1 | 77.9 |
The Last of Us Part 1 | 86.6 | 59.0 | 67.9 |
The Witcher 3 NextGen | 128.0 | 49.4 | 60.8 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 49.3 | 30.0 | 36.7 |
RTX4090の平均フレームレートは92.0fpsであり、4Kゲーミングも余裕だ。RT(レイトレーシング)を有効にしたゲームでは流石に60fps以下だが、他のゲームでは100fps前後出ている。
4Kゲーミングに対応するだけであればRTX4080Superでも十分であり、RTX4090は最高峰以外だと満足できない人だけにおすすめだ。
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軽いゲームでのRTX4090の4Kゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
Apex | 243.3 | 161.9 | 202.0 |
Apex(低設定) | 294.5 | 239.3 | 283.3 |
DOOM Eternal(RT) | 263.3 | 182.2 | 202.3 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 642.1 | 419.6 | 519.2 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
とはいえどのゲームでも、高フレームレートでプレイ可能だ。
フレーム生成使用時のRTX4090の4Kゲーミング性能
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
通常からの伸び率 | 221.4% | 228.1% | 227.7% |
Cyberpunk 2077(RT) | 106.5 | 67.5 | 80.6 |
Hogwarts Legacy | 155.3 | 111.5 | 122.3 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 114.6 | 71.4 | 85.1 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを向上させる「フレーム生成」を使用した際、どのグラボもフレームレートが2倍以上に跳ね上がった。フレーム生成を使えば、RTX4070Ti SuperはRT(レイトレーシング)を有効にしたゲームでも、60fpsを大きく超える。
ただし、フレーム生成は対応しているゲームでしか使用できないため、汎用性は低いことに注意。
RTX4090の価格やコスパを比較
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
グラボ価格 | 28.0万円 | 12.0万円 | 16.5万円 |
コスパ(WQHD) | 4.67 | 7.90 | 6.45 |
コスパ(4K) | 3.29 | 4.88 | 4.12 |
※コスパ=平均フレームレート÷グラボ価格(万円)
RTX4090のコスパはダントツで悪い。高性能なグラボほど低コスパになるので仕方がない。
特にWQHDゲーミングでのコスパが悪く、RTX4090を使うなら4Kが望ましいことがわかる。
RTX4090は4Kゲーミング目的で、最高峰の性能以外だと満足できない人にだけおすすめだ。
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RTX4090に関してよくある質問
- RTX4090はどんな人向けのグラボなのか?
- RTX4090の推奨電源は?
- RTX4090の消費電力は?
- RTX4090を使うと電気代はいくらになる?
- RTX4090Tiはいつ発売されるのか?
RTX4090はどんな人向けのグラボなのか?
RTX4090は最高峰のPC環境を作りたい人や、仕事でクリエイターをしていて効率を徹底的に追い求める人など、ごく一部の人向けのグラボだ。
フルHDでApexやフォートナイトをするだけなら、RTX4090はまったく必要ない。
RTX4090の推奨電源は?
RTX4090の公式での推奨電源は850Wだ。とはいえ、1000Wほどはあっても良い。
RTX4090のTDPは450Wで、Core i7-13700KをCPUに採用すると+125Wで、合計575Wだ。
使用電力の約2倍ほどの電源を搭載するのが望ましいとされているので、1000Wの電源を選んでも良い。
実際、BTOのRTX4090搭載PCには、1000Wの電源が搭載されていることが多い。
RTX4090の消費電力は?
RTX4090 | RTX4070Ti S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均 | 354.8W | 267.3W | 304.8W |
Apex | 315.4W | 261.7W | 274.7W |
Cyberpunk 2077(RT) | 430.4W | 265.1W | 292.8W |
DOOM Eternal(RT) | 419.7W | 283.7W | 315.5W |
Far Cry 6 | 288.0W | 262.2W | 260.8W |
Fortnite | 262.5W | 221.4W | 238.5W |
God of War | 407.0W | 283.1W | 312.3W |
Hogwarts Legacy | 329.2W | 271.6W | 276.9W |
Red Dead Redemption 2 | 373.2W | 278.4W | 297.7W |
The Last of Us Part 1 | 330.8W | 268.2W | 268.2W |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 392.1W | 277.3W | 304.8W |
4Kゲーミングにおける消費電力は以上の通り。RTX4090はダントツで消費電力が多い。
RTX4090を使うと電気代はいくらになる?
ゲーム時の消費電力平均 | 1日5時間使用 | 30日間使用 | |
---|---|---|---|
RTX4090 | 354.8W | 55.0円 | 1650.0円 |
RTX4070Ti S | 267.3W | 41.4円 | 1242.8円 |
RTX4080S | 284.2W | 44.1円 | 1321.6円 |
※環境によって電気代は異なる
RTX4090Tiはいつ発売されるのか?
RTX4090Tiは発売されないという噂だ。
本来であれば、フルパワーのRTX4090Tiが発売されるはずだった。
しかしライバル(AMD)が弱すぎてRTX4090で十分勝っているため、RTX4090Tiの発売予定はなくなったという話だ。
ハイエンドグラボは売れ行きも悪いので、RTX4090Tiが発売されることはなさそうと言える。
RTX4090搭載のおすすめゲーミングPCまとめ
このページでは、RTX4090搭載PCをケースデザイン重視で紹介し、RTX4090がどんなグラボなのかも解説した。
内容をまとめると以下の通り。
- RTX4090はWQHDではオーバースペックであり、4Kゲーミング専用のハイエンドグラボ
- 単なる4Kゲーミング性能であればRTX4080Superで事足りる
- RTX4090は性能に妥協したくない人だけにおすすめ
RTX4090は性能が高すぎて、ほとんどのゲーマーはRTX4090の性能を使い切ることができない。性能に妥協したくない人だけにおすすめだ。
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