RTX4070Ti Superは主にWQHDゲーミングに適したミドルハイクラスのグラボだ。
このページでは、RTX4070Ti Super搭載ゲーミングPCをケースデザイン重視で紹介する。
RTX4070Ti Super搭載のゲーミングPCを探している人は必見だ。
RTX4070Ti Super搭載のおすすめゲーミングPCをケース重視で紹介
このサイトはケースに着目しているので、RTX4070Ti Super搭載ゲーミングPCをケースデザイン重視で紹介する。
おすすめ1:フロンティアのシンプルモデル
FRGHLMB650/WS1218 | |
---|---|
セール期間 | ~12月25日15時 |
CPU | Ryzen7 9800X3D |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 2TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 389,800円 |
おすすめ1は、フロンティアのシンプルモデルだ。
CPUはゲーム性能が特に高いRyzen7 9800X3Dで、デザインだけでなく性能も抜かりない。
シンプルでお得なゲーミングPCを求めている人におすすめだ。
おすすめ2:フロンティアとMSIのコラボモデル
FRMFGB650W/WSBF | |
---|---|
セール期間 | ~12月25日15時 |
CPU | Ryzen7 7800X3D |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 349,800円 |
おすすめ2は、フロンティアとMSIとのコラボモデルだ。
有名なMSI製のケースを採用し、シンプルながらスタイリッシュなデザインとなっている。
信頼性が高く、シンプルなデザインのゲーミングPCを求めている人におすすめだ。
おすすめ3:ストームのピラーレスケースモデル
GK-98X3D47TiS | |
---|---|
セール期間 | – |
CPU | Ryzen7 9800X3D |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 409,800円 |
おすすめ3は、ストームのピラーレスケースモデルだ。
このモデルは特に内部配線にこだわっていて、PC内部まで見栄えが良いという特徴がある。
美しいゲーミングPCを求めている人におすすめだ。
おすすめ4:SEVENのゲーミングPC
ZEFT R46I | |
---|---|
セール期間 | ~12月25日23時59分 |
CPU | Ryzen9 7900X(変更可) |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 368,280円 |
おすすめ4は、SEVENのゲーミングPCだ。
SEVENでは、ケースを含む全てのパーツを幅広い選択肢から選ぶことができる。
1つ1つのパーツにこだわりたいPC玄人におすすめできるBTOだ。
おすすめ5:フロンティアのフラグシップモデル
FRGBLSZ790/SG2 | |
---|---|
セール期間 | – |
CPU | Core i7-14700F |
グラボ | RTX4070Ti Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 2TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 379,800円 |
おすすめ5は、フロンティアのフラグシップモデルだ。
グラボが縦置きであることが最大の特徴であり、他のBTOではなかなか見られないデザインとなっている。
グラボ縦置きデザインが気に入った人は必見だ。
RTX4070Ti Superの基本情報
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4070Ti | RTX4080S | |
---|---|---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
GPUコア | AD103 | AD104 | AD104 | AD103 |
プロセス | 5nm | 5nm | 5nm | 5nm |
CUDAコア | 8448基 | 7168基 | 7680基 | 10240基 |
RTコア世代 | 第3世代 | 第3世代 | 第3世代 | 第3世代 |
RTコア | 66基 | 56基 | 60基 | 80基 |
Tensorコア世代 | 第4世代 | 第4世代 | 第4世代 | 第4世代 |
Tensorコア | 264基 | 224基 | 240基 | 320基 |
ベースクロック | 2.34GHz | 1.98GHz | 2.31GHz | 2.29GHz |
ブーストクロック | 2.61GHz | 2.48GHz | 2.61GHz | 2.55GHz |
メモリ容量 | 16GB | 12GB | 12GB | 16GB |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X | GDDR6X |
メモリクロック | 21Gbps | 21Gbps | 21Gbps | 23Gbps |
メモリバス幅 | 256bit | 192bit | 192bit | 256bit |
メモリバス帯域 | 672GB/s | 504GB/s | 504GB/s | 736GB/s |
TDP | 285W | 220W | 285W | 320W |
推奨電源 | 700W | 650W | 700W | 750W |
RTX4070Tiは4K最高設定で60fpsを目指せるほどの性能だ。RTX4070Tiと比べてGPUメモリとメモリバス幅が増えたことで、4Kにも対応しやすくなっている。
メモリの強化はクリエイティブ用途でも役に立つ。高度なクリエイティブ作業の場合、GPUメモリが多いに越したことはない。
RTX4070Tiはメモリ周りがかなり貧弱という弱点があるが、RTX4070Ti Superはその弱点を解消していて、ミドルハイクラスとしての魅力が一段と増したという印象だ。
BTOでは既にRTX4070Tiに変わるグラボとして扱われていることもあり、30万円でWQHD~4K性能、高いクリエイティブ性能を求めるならRTX4070Ti Superで間違いない。
4Kを現実的にする「フレーム生成」
RTX4070Ti Superは「フレーム生成」という機能によって、特定のゲームで高いフレームレートを出せる。
フレーム生成とは、AIによってフレームを補完することで、通常より高いフレームレートを実現する機能であり、RTX40シリーズ限定で使える。
AIの学習が必要なので対応済みのゲームでしか使用できないが、4Kのような高解像度で特に役に立つ。WQHD~4Kが対象になるRTX4070Ti Superと相性の良い機能だ。
2基のNVENCによって動画エンコードが得意
RTX4070Ti Superは動画エンコードを担当するNVENCが2基搭載されていて、デュアルエンコードが可能だ。1基のシングルエンコードと比べると、理論上は2倍の速度でエンコード可能となっている。
RTX4070Super以下のグラボには1基のNVENCしか搭載されていないため、ゲームだけでなく動画編集もするなら、RTX4070Ti Superを選ぶメリットが大きい。
RTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での比較となる。
重いゲームでのRTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均(割合) | 94.8(100%) | 80.1(84.5%) | 106.5(112.4%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 49.8 | 40.6 | 56.3 |
Far Cry 6 | 131.2 | 126.2 | 137.0 |
God of War | 138.7 | 119.2 | 157.6 |
Hogwarts Legacy | 92.6 | 72.9 | 99.2 |
Red Dead Redemption 2 | 94.8 | 78.2 | 109.4 |
The Last of Us Part 1 | 102.5 | 83.5 | 113.7 |
The Witcher 3 NextGen | 93.9 | 78.8 | 114.0 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 54.5 | 41.3 | 64.5 |
RTX4070Ti Superは平均94.8fpsであり、非常に高いWQHDゲーミング性能であることがわかる。
基本的に60fpsを大きく超えている。RT(レイトレーシング)を有効にしたゲームでは60fpsを下回っているが、RTは非常に重い処理なので仕方がない。
RTX4070Superと比べると、RTX4070Ti Superのほうが明らかに高フレームレートだ。RTX4070Superより安定して60fpsを上回ってくれる安心感がある。
RTX4080Superと比べると有意に負けているが、RTX4070Ti Superの時点で十分なフレームレートが出ている。
RTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能は非常に高く、WQHD目的の人におすすめできる。
›おすすめのRTX4070Ti Super搭載PCを見てみる
軽いゲームでのRTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
Apex | 277.2 | 231.1 | 292.5 |
Apex(低設定) | 299.8 | 295.6 | 299.6 |
DOOM Eternal(RT) | 306.4 | 250.2 | 336.8 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 531.3 | 523.3 | 482.8 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
とはいえどのゲームでも、高フレームレートでプレイ可能だ。
フレーム生成使用時のRTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
通常からの伸び率 | 216.8% | 236.0% | 218.2% |
Cyberpunk 2077(RT) | 129.2 | 115.7 | 146.1 |
Hogwarts Legacy | 179.1 | 151.1 | 198.5 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 118.6 | 98.6 | 135.4 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを向上させる「フレーム生成」を使用した際、どのグラボもフレームレートが2倍以上に跳ね上がった。フレーム生成はRTX4070Ti SuperのWQHDゲーミング性能をより強固なものにしてくれる。
ただし、フレーム生成は対応しているゲームでしか使用できないため、汎用性は低いことに注意。
RTX4070Ti Superの4Kゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4070Ti Superの4Kゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での比較となる。
重いゲームでのRTX4070Ti Superの4Kゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070Ti | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均(割合) | 58.5(100%) | 50.8(86.8%) | 68.0(116.2%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 23.1 | 19.9 | 28.0 |
Far Cry 6 | 95.0 | 83.3 | 106.4 |
God of War | 90.0 | 82.5 | 104.8 |
Hogwarts Legacy | 56.7 | 45.9 | 61.8 |
Red Dead Redemption 2 | 65.1 | 57.6 | 77.9 |
The Last of Us Part 1 | 59.0 | 45.4 | 67.9 |
The Witcher 3 NextGen | 49.4 | 44.9 | 60.8 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 30.0 | 26.8 | 36.7 |
RTX4070Ti Superの平均フレームレートは58.5であり、4Kに対応できるが向いてはいないことがわかる。60fpsにギリギリ届かないゲームが多く、4Kに対応しきれているとは言えない。
RTX4070Tiと比べると、60fps近く出せているゲームが増え、明らかにRTX4070Tiより4Kゲーミング性能が向上している。
RTX4080Superと比べると、RTX4070Ti Superは見劣りする。RTX4080Superは4K60fpsを達成できているゲームが多いからだ。
RTX4070Ti Superは悪くはないが、妥協の4Kゲーミング性能という評価が妥当だ。
›おすすめのRTX4070Ti Super搭載PCを見てみる
軽いゲームでのRTX4070Ti Superの4Kゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070Ti | RTX4080S | |
---|---|---|---|
Apex | 161.9 | 162.7 | 202.0 |
Apex(低設定) | 239.3 | 235.5 | 283.3 |
DOOM Eternal(RT) | 182.2 | 148.3 | 202.3 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 419.6 | 425.1 | 519.2 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
とはいえどのゲームでも、高フレームレートでプレイ可能だ。
フレーム生成使用時のRTX4070Ti Superの4Kゲーミング性能
RTX4070Ti S | RTX4070Ti | RTX4080S | |
---|---|---|---|
通常からの伸び率 | 228.1% | 224.0% | 227.7% |
Cyberpunk 2077(RT) | 67.5 | 56.4 | 80.6 |
Hogwarts Legacy | 111.5 | 90.8 | 122.3 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 71.4 | 60.2 | 85.1 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを向上させる「フレーム生成」を使用した際、どのグラボもフレームレートが2倍以上に跳ね上がった。フレーム生成を使えば、RTX4070Ti Superは4K60fpsを達成できそうなことがわかる。
ただし、フレーム生成は対応しているゲームでしか使用できないため、汎用性は低いことに注意。
RTX4070Ti Superの価格やコスパを比較
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4070Ti | RTX4080S | |
---|---|---|---|---|
グラボ価格 | 12.0万円 | 9.5万円 | 10.5万円 | 16.5万円 |
コスパ(WQHD) | 7.90 | 8.43 | – | 6.45 |
コスパ(4K) | 4.88 | – | 4.84 | 4.12 |
※コスパ=平均フレームレート÷グラボ価格(万円)
RTX4070Ti Superはミドルハイクラスという立ち位置なので、絶妙なコスパとなっている。
BTOのRTX4070Ti Super搭載モデルは30万円ほどで収まることが多いのも、RTX4070Ti Superの優れているところだ。
WQHDゲーミングに向いているRTX4070Superにはコスパで負けているが、安定して高いWQHDゲーミング性能を発揮したいならRTX4070Ti Superを選ぶべきと言える。
›おすすめのRTX4070Ti Super搭載PCを見てみる
RTX4070Ti Superに関してよくある質問
- RTX4070Ti Superの推奨電源は?
- RTX4070Ti Superの消費電力は?
- RTX4070Ti Superを使うと電気代はいくらになる?
RTX4070Ti Superの推奨電源は?
RTX4070Ti Superの推奨電源は公式では700Wだ。
RTX4070Ti SuperのTDPは285Wで、Core i7-13700Kを搭載した場合、+125Wで410Wとなる。
電源ユニットの容量は使用電力の約2倍が良いとされているので、700~800W程度であれば十分と言える。
RTX4070Ti Superの消費電力は?
RTX4070Ti S | RTX4070S | RTX4080S | |
---|---|---|---|
平均 | 249.2W | 199.5W | 245.9W |
Apex | 255.3W | 192.9W | 224.2W |
Cyberpunk 2077(RT) | 277.1W | 206.3W | 297.2W |
DOOM Eternal(RT) | 281.1W | 209.6W | 288.9W |
Far Cry 6 | 196.7W | 180.8W | 181.2W |
Fortnite | 153.6W | 159.0W | 139.0W |
God of War | 282.5W | 213.7W | 298.6W |
Hogwarts Legacy | 250.7W | 206.0W | 220.0W |
Red Dead Redemption 2 | 270.7W | 214.9W | 279.8W |
The Last of Us Part 1 | 245.9W | 206.6W | 236.7W |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 278.8W | 205.4W | 293.5W |
WQHDゲーミングにおける消費電力は以上の通り。
WQHDにおいては、RTX4070Ti SuperとRTX4080Superの消費電力はほぼ同程度となった。なお、4KにおいてはRTX4080Superのほうが多くなる。
RTX4070Ti Superを使うと電気代はいくらになる?
消費電力 | 1日5時間使用 | 30日間使用 | |
---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 249.2W | 38.6円 | 1159.0円 |
RTX4070S | 199.5W | 30.9円 | 927.8円 |
RTX4080S | 245.9W | 38.1円 | 1143.5円 |
※環境によって電気代は異なる
RTX4070Ti Super搭載のおすすめゲーミングPCまとめ
このページでは、RTX4070Ti Super搭載のゲーミングPCをケースデザイン重視で紹介し、RTX4070Ti Superのゲーム性能も解説した。
内容をまとめると以下の通り。
- RTX4070Ti Superは4Kにも対応できるほどの性能だが、適性はWQHDゲーミング
- RTX4070Superより安定したWQHDゲーミング性能が特徴
- ミドルハイの価格帯でゲーミングPCを探しているならRTX4070Ti Superがおすすめ
高いWQHDゲーミング性能を求めているなら、RTX4070Ti Superがおすすめだ。
›おすすめのRTX4070Ti Super搭載PCを見てみる