RTX4060TiはフルHDゲーミングに適したエントリークラスのグラボだ。
このページでは、RTX4060Ti搭載のゲーミングPCをケースデザイン重視で紹介する。
RTX4060Ti搭載ゲーミングPCを探している人は必見だ。
RTX4060Ti搭載のおすすめゲーミングPCをケース重視で紹介
このサイトはケースに着目しているので、ケースデザインが良いRTX4060Ti搭載ゲーミングPCを紹介する。
おすすめ1:ストームのピラーレスケースモデル
GK-144F46Ti8G | |
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セール期間 | – |
CPU | Core i5-14400F |
グラボ | RTX4060Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-4800 |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
価格(税込) | 233,000円 |
おすすめ1は、ストームのピラーレスケースモデルだ。
このモデルは内部の配線にまで気を使っていて、非常に見栄えが良い。
美しいピラーレスケースモデルを探している人におすすめだ。
おすすめ2:SEVENのゲーミングPC
EFFA M01G | |
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セール期間 | ~12月25日23時59分 |
CPU | Ryzen7 7700(変更可) |
グラボ | RTX4060Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 230,780円 |
おすすめ2は、SEVENのゲーミングPCだ。
SEVENでは、全てのパーツを広い選択肢から選ぶことができ、自分の好みにあったケース・性能を見つけやすい。
ケースや他のパーツまでこだわり抜きたい人におすすめだ。
おすすめ3:サイコムの高品質なシンプルモデル
G-Master Velox Ⅱ Intel Edition | |
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セール期間 | ~2025年1月20日 |
CPU | Core i5-14400F(変更可) |
グラボ | RTX4060Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 191,750円 |
おすすめ3は、サイコムの高品質なシンプルモデルだ。
サイコムでは高品質なパーツのみを採用していて、冷却性・静音性・耐久性が優れている。このシリーズのケースはFractal Design製であり、特に静音性で優秀だ。
高品質なゲーミングPCを求める人は必見だ。
おすすめ4:フロンティアのゲーミングPC
FRGHLB760/WS1204 | |
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セール期間 | ~12月25日15時 |
CPU | Core i5-14400F |
グラボ | RTX4060Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 174,800円 |
おすすめ4は、フロンティアのゲーミングPCだ。
フロンティアでは常にセールが開催されていて、価格が売りのBTOとなっている。
ゲーミングPCをお得に手に入れたい人は必見だ。
RTX4060Tiの基本情報
RTX4060Ti | RTX4060 | RTX4070 | |
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ada Lovelace | Ada Lovelace |
GPUコア | AD106 | AD107 | AD104 |
プロセス | 5nm | 5nm | 5nm |
CUDAコア | 4352基 | 3072基 | 5888基 |
RTコア世代 | 第3世代 | 第3世代 | 第3世代 |
RTコア | 34基 | 24基 | 46基 |
Tensorコア世代 | 第4世代 | 第4世代 | 第4世代 |
Tensorコア | 136基 | 96基 | 184基 |
ベースクロック | 2.31GHz | 1.83GHz | 1.92GHz |
ブーストクロック | 2.54GHz | 2.46GHz | 2.48GHz |
メモリ容量 | 8GB/16GB | 8GB | 12GB |
メモリタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6X |
メモリクロック | 18Gbps | 17Gbps | 21Gbps |
メモリバス幅 | 128bit | 128bit | 192bit |
メモリバス帯域 | 288GB/s | 272GB/s | 504GB/s |
TDP | 160W/165W | 115W | 200W |
推奨電源 | 550W | 550W | 650W |
RTX4060TiはフルHD最高設定で60fpsを目指すグラボだ。
WQHDゲーミング向けのRTX4070とは大きな壁がある。RTX4070は12GBのGPUメモリを搭載していて、重いゲームや重いクリエイティブ用途にも向いている。
RTX4060TiはフルHDゲーミングや、基本的なクリエイティブ用途向けであることがわかる。
フルHD性能を引き上げる「フレーム生成」
RTX4060Tiを含むRTX40シリーズは、「フレーム生成」という機能を使用できる。
フレーム生成とは、AIによってフレームを補完することで、フレームレートを飛躍的に上げることができる機能だ。RTX40シリーズのグラボでしか使用できず、前シリーズのRTX30と比べたときの優位性となっている。
ただし、フレーム生成はAIによる学習が必要なので、対応済みのゲームでしか使用できない。とはいえ、主流なゲームなら対応していることが多い。
16GB版なら汎用性が向上するが…
RTX4060TiはGPUメモリ容量の違う2種類のモデルが存在する。8GB版と16GB版だ。
16GB版は基本的な性能は8GBと同じで、汎用性だけが異なる。とはいえ、初心者が16GB版を選ぶ意味はない。
ほぼすべてのフルHDゲームでは8GBもあれば十分であり、クリエイティブ用途でも8GBで十分なケースが多いからだ。特に初心者がするようなクリエイティブ作業で16GBのGPUメモリを必要とするケースはないと言って良い。
RTX4060Ti(16GB)は「大容量のGPUメモリを搭載するエントリー向けグラボ」という立ち位置なのだが、1ランク上で12GBのGPUメモリを搭載するRTX4070のほうが良いのではというのが正直なところだ。
RTX4060TiのフルHDゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4060TiのフルHDゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での計測だ。
重いゲームでのRTX4060TiのフルHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4060 | RTX4070 | |
---|---|---|---|
平均(割合) | 76.6(100%) | 63.9(83.4%) | 92.4(120.7%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 42.9 | 33.6 | 55.2 |
Far Cry 6 | 128.6 | 116.7 | 146.2 |
God of War | 96.0 | 80.0 | 122.2 |
Hogwarts Legacy | 81.5 | 68.7 | 85.8 |
Red Dead Redemption 2 | 61.0 | 50.5 | 85.4 |
The Last of Us Part 1 | 78.8 | 62.3 | 100.8 |
The Witcher 3 NextGen | 81.1 | 65.8 | 98.5 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 42.5 | 33.2 | 44.9 |
RTX4060Tiの平均フレームレートは76.6であり、高いフルHDゲーミング性能を持つことが分かる。ゲーム別に見ても、RT(レイトレーシング)を有効にしたゲーム以外で60fps以上を出せている。
RTX4060と比べると、RTX4060Tiのほうが余裕がある。RTX4060のフレームレートは60台が多く、ギリギリ60fpsに到達しているという印象が強い。
RTX4070と比べると20%の差をつけられている。RTX4070はWQHDゲーミングに対応できるミドルクラスのグラボなので、フルHDだと余裕だ。
フルHDゲーミング性能に余裕を持たせたいなら、RTX4060Tiがおすすめだ。
›おすすめのRTX4060Ti搭載PCを見てみる
軽いゲームでのRTX4060TiのフルHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4060 | RTX4070 | |
---|---|---|---|
Apex | 205.3 | 184.8 | 243.1 |
Apex(低設定) | 286.3 | 298.2 | 298.7 |
DOOM Eternal(RT) | 233.3 | 166.5 | 226.1 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 568.8 | 512.2 | 628.7 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
とはいえどのゲームでも高いフレームレートが出ている。軽いゲームであれば、どのグラボでも問題ない。
フレーム生成使用時のRTX4060TiのフルHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4060 | RTX4070 | |
---|---|---|---|
通常からの伸び率 | 211.3% | 213.1% | 179.5% |
Cyberpunk 2077(RT) | 115.2 | 92.8 | 146.2 |
Hogwarts Legacy | 143.3 | 121.5 | 85.8 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 94.2 | 74.5 | 101.6 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを向上させる「フレーム生成」を有効にした場合、RTX4060TiとRTX4060のフレームレートは2倍以上に跳ね上がった。フレーム生成を使えば、RTX4060TiのフルHDゲーミング性能がより強固なものになる。
ただし、フレーム生成は対応しているゲームでしか使えないため、汎用性には劣ることに注意。
RTX4060TiのWQHDゲーミング性能を比較
重いゲームと軽いゲームに分けて、RTX4060TiのWQHDゲーミング性能を比較する。
なお、CPUはRyzen7 5800X3D、画質は最高設定での計測だ。
重いゲームでのRTX4060TiのWQHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4070 | |
---|---|---|
平均(割合) | 54.5(100%) | 72.6(133.2%) |
Cyberpunk 2077(RT) | 25.1 | 33.8 |
Far Cry 6 | 95.4 | 123.2 |
God of War | 76.7 | 104.8 |
Hogwarts Legacy | 55.5 | 67.4 |
Red Dead Redemption 2 | 52.9 | 68.8 |
The Last of Us Part 1 | 47.6 | 74.7 |
The Witcher 3 NextGen | 53.2 | 69.5 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 29.4 | 38.3 |
RTX4060Tiの平均フレームレートは54.5であり、WQHDゲーミング性能は低いことが分かる。ゲーム別に見ても、60fpsを下回っていることが多い。
RTX4070と比べると、フルHDでの差は20%だったのに対し、WQHDでの差は30%以上に広がっている。RTX4070は60fpsを超えていることからも、RTX4060TiはWQHD向けのグラボではないことがわかる。
軽いゲームでのRTX4060TiのWQHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4070 | |
---|---|---|
Apex | 163.0 | 229.1 |
Apex(低設定) | 251.6 | 299.0 |
DOOM Eternal(RT) | 112.8 | 224.8 |
Fortnite (パフォーマンスモード) | 378.9 | 510.6 |
これらのゲームは場面によってフレームレートが大きく変わるため、数値自体は参考程度に見てほしい。
軽いゲームであればRTX4060Tiでも高いフレームレートを出せるが、RTX4070との差は大きい。やはりRTX4060TiはWQHDには向いていない。
フレーム生成使用時のRTX4060TiのWQHDゲーミング性能
RTX4060Ti | RTX4070 | |
---|---|---|
通常からの伸び率 | 224.5% | 228.0% |
Cyberpunk 2077(RT) | 73.2 | 98.1 |
Hogwarts Legacy | 104.7 | 132.7 |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 69.0 | 87.3 |
※DLSS(品質)も併用
AIによってフレームレートを引き上げる「フレーム生成」を使うと、どちらのグラボもフレームレートが2倍以上に跳ね上がった。フレーム生成を使えば、RTX4060TiでもWQHDに対応できる。
とはいえフレーム生成は対応しているゲームでしか使えないため、汎用性には劣ることに注意。
RTX4060Tiの価格とコスパを比較
※コスパ=平均フレームレート÷グラボ価格(万円)
RTX4060Tiは安価でコスパにも優れているグラボだ。
フルHDにおいてはRTX4070より圧倒的に高コスパだが、WQHDでは差が縮まっていることからも、RTX4060TiはフルHDゲーミングに適したグラボであることが分かる。
同じフルHD用のRTX4060と比べると、コスパでは負けている。ただ単にフルHDでゲームをプレイしたいだけならRTX4060で良い。
RTX4060Tiは、余裕を持ったフルHDゲーミング性能が欲しい人向けであることが、価格からでも分かる。
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RTX4060Tiに関してよくある質問
- RTX4060Ti(8GB)とRTX4060Ti(16GB)のどちらを選ぶべきか?
- RTX4060Tiの推奨電源は?
- RTX4060Tiの消費電力は?
- RTX4060Tiを使うと電気代はいくらになる?
- RTX4060TiとRTX4070はどっちが良い?
RTX4060Ti(8GB)とRTX4060Ti(16GB)のどちらを選ぶべきか?
ほとんどの人はRTX4060Ti(8GB)を選ぶべきだ。
RTX4060Ti(8GB)とRTX4060Ti(16GB)に性能差はほぼない。
8GB以上のGPUメモリがあると快適になる用途(画像生成AIなど)でのみ、RTX4060Ti(16GB)の活躍が見込める。とはいえ、RTX4060Ti(16GB)を選ぶくらいなら12GBのRTX4070を選んだほうが良い。
RTX4060Tiの推奨電源は?
RTX4060Tiの公式の推奨電源は550Wだ。
RTX4060TiのTDPは160Wで、Core i5-13400をCPUに採用する場合、65Wが加算される。
その他パーツのぶんと、使用電力の2倍ほどの電源ユニットが望ましいことを加味すると、おおよそ550Wになる。
RTX4060Tiの消費電力は?
RTX4060Ti | RTX4060 | RTX4070 | |
---|---|---|---|
平均 | 127.4W | 109.9W | 173.2W |
Apex | 120.0W | 110.9W | 182.8W |
Cyberpunk 2077(RT) | 146.8W | 112.6W | 184.7W |
DOOM Eternal(RT) | 138.3W | 110.4W | 194.1W |
Far Cry 6 | 107.3W | 107.3W | 130.9W |
Fortnite | 99.4W | 96.7W | 133.0W |
God of War | 145.6W | 114.5W | 186.1W |
Hogwarts Legacy | 122.4W | 111.7W | 170.4W |
Red Dead Redemption 2 | 137.4W | 114.8W | 190.9W |
The Last of Us Part 1 | 114.4W | 105.7W | 171.4W |
The Witcher 3 NextGen(RT) | 142.7W | 114.2W | 188.1W |
フルHDゲーミングにおける消費電力は以上の通り。
RTX4070になると一気に消費電力が上がるので、消費電力の観点から見てもフルHDゲーミングならRTX4060Ti以下のグラボが望ましい。
RTX4060Tiを使うと電気代はいくらになる?
ゲーム時の消費電力平均 | 1日5時間使用 | 30日間使用 | |
---|---|---|---|
RTX4060Ti | 127.4W | 19.8円 | 592.5円 |
RTX4060 | 109.9W | 17.0円 | 510.9円 |
RTX4070 | 173.2W | 26.9円 | 805.6円 |
※環境によって電気代は異なる
RTX4060TiとRTX4070はどっちが良い?
フルHDでゲームをするだけならRTX4060Tiで十分と言える。このページで見てきたように、RTX4060TiはフルHD適性が高く、快適にプレイ可能だ。
WQHD解像度でゲームをしたり、クリエイティブ性能を重視したいならRTX4070がおすすめだ。
RTX4060TiとRTX4070の性能差は大きい上に、RTX4070は12GBのGPUメモリを持つからだ。
幅広い用途で使いたいならRTX4070をおすすめする。
RTX4060Ti搭載のおすすめゲーミングPCまとめ
このページでは、RTX4060Ti搭載ゲーミングPCをケースデザイン重視で紹介し、RTX4060Tiがどんなグラボなのかも解説した。
内容をまとめると以下の通り。
- RTX4060TiはフルHDゲーミングに適している
- RTX4060よりフルHDゲーミング性能に余裕がある
- フレーム生成やコスパの良さなどを総合的に考えるとエントリークラスで最もおすすめ
高いフルHDゲーミング性能を求めているなら、RTX4060Tiがおすすめだ。
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