「BTOでピラーレスケースってあんまり無いから困ってるんだよね」という人は多い。
このページでは、ピラーレスケースのBTOゲーミングPCを紹介している。
ピラーレスケースがBTOで見つからずに困っている人は必見だ。
ストームのピラーレスケース採用シリーズ
ストームはピラーレスケース専門と言えるほどのBTOであり、洗練されたピラーレスケースモデルを選ぶことができる。
鏡界2シリーズ
鏡界シリーズは、ストームのピラーレスケースの基本になるシリーズだ。
洗練さでは、上位シリーズである新界や幻界シリーズに劣るが、価格面では優位性がある。特に、コスパ最強のRyzen7 5700X搭載モデルがあるのは鏡界シリーズの特徴だ。
ピラーレスケースのゲーミングPCをお得に手に入れたい人におすすめする。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | U7 265K | |
---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 344,000 | 349,800 | 344,000 | |
RTX4070S | 299,800 | 305,000 | 299,800 | |
RTX4060Ti | 228,200 211,000(空冷) | |||
RTX4060 | 209,800 194,800(空冷) |
※2024年12月11日時点
新界2シリーズ
新界シリーズは鏡界シリーズから主に配線面で進化している。見比べると一目瞭然だが、新界シリーズは配線が徹底的に隠されていて、非常に見栄えが良い。
基本シリーズである鏡界シリーズと比べると若干高額だが、見た目の美しさをこだわりたい人は新界シリーズを選ぶと満足できる。
なお、同構成で価格が違うモデルは「Plusシリーズ」であり、グラボのケーブルが裏面に隠されていることにより、さらに見栄えが良くなっている。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | R7 7800X3D | R7 9700X | R7 9800X3D | R9 9900X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX4070Ti S | 363,000 358,000 | 368,000 362,000 | 379,800 369,800 | 385,000 379,800 | 409,800 | 399,800 | |
RTX4070S | 314,000 308,900 | 319,000 314,000 | 329,800 325,000 | 335,000 329,800 | 369,800 | 349,800 | |
RTX4060Ti | 233,000 215,000(空冷) | 264,800 | 283,000 | 289,800 269,800(空冷) | |||
RTX4060 | 214,000 198,000(空冷) | 268,000 | 269,900 253,000(空冷) |
※2024年12月11日時点
幻界シリーズ
幻界シリーズは、新界シリーズのMSIコラボ版だと思って良い。PCパーツメーカーとして世界的に有名なMSIのパーツを多く採用することで、見栄えの良さだけでなく、信頼性が高くなっている。
新界シリーズと幻界シリーズは同じような特徴で同じような価格なので、気に入ったデザインの方を選ぶと良い。
なお、同構成で価格が違うモデルは「Plusシリーズ」であり、グラボのケーブルが裏面に隠されていることにより、さらに見栄えが良くなっている。
i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | i9-14900KF | R7 7800X3D | R7 9700X | R7 9800X3D | R9 9900X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX4090 | 599,800 | 599,800 | ||||||
RTX4070Ti S | 363,000 358,000 | 368,000 362,000 | 379,800 369,800 | 385,000 379,800 | 409,800 | 399,800 | ||
RTX4070S | 314,000 308,900 279,800(空冷/即納) | 335,000 329,800 | 369,800 | 349,800 | ||||
RTX4060Ti | 233,000 209,800(空冷/即納) 195,000(空冷/即納) | 264,800 | 289,800 269,800(空冷) | |||||
RTX4060 | 214,000 198,000(空冷) | 269,900 253,000(空冷) |
※2024年12月11日時点
幻界LBシリーズ
幻界LBシリーズは、幻界シリーズの黒色バージョンだ。
白色の幻界シリーズとは違い、ラインナップがある程度限定的で、需要の高い定番構成のみがラインナップになっている。
i5-12400F | i5-14400F | i7-14700F | i7-14700KF | R7 5700X | R7 7800X3D | R7 9800X3D | |
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RTX4070Ti S | 345,000 | 349,800 | 269,800 | 359,900 | |||
RTX4070S | 298,900 | 302,000 | 226,000 | 319,800 | 339,900 | ||
RTX4060Ti | 198,000 | 219,800 | 249,800 | 189,800 | |||
RTX4060 | 185,000 | 199,800 | 169,800 |
※2024年12月11日時点
影界シリーズ
影界シリーズは、ストームにおける黒色のピラーレスケースモデルだ。Phanteks製のピラーレスケースを採用していて、引き締まっている印象を受ける。
影界シリーズ登場前のストームは白いピラーレスケースという印象だったが、影界シリーズの登場により、白と黒の両方がラインナップに上がった形となる。
Ultra5 245KF | Ultra5 245K | Ultra7 265KF | Ultra7 265K | Ultra9 285K | R7 7800X3D | R7 9700X | R7 9800X3D | R9 9900X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX4080S | 429,800 | 432,000 | 469,800 | 449,900 | 445,000 | ||||
RTX4070Ti S | 366,800 | 369,800 | |||||||
RTX4070S | 326,800 | 329,800 | 325,000 | 319,800 | 349,800 | 345,000 | |||
RTX4060Ti | 266,800 | 269,800 | 285,000 | ||||||
RTX4060 | 252,000 | 254,800 | 264,800 |
※2024年12月11日時点
フロンティアのピラーレスケース採用シリーズ
フロンティアのGPLシリーズは、ピラーレスケースが採用されている。
ピラーレスケース採用のモデルは高額になるのが普通だが、フロンティアでは常にセールが開催されているおかげで、セール対象モデルであればお得に手に入れられる。
i5-14400F | i7-14700F | R5 8400F | R7 7800X3D | |
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RTX4070Ti S | 354,800(白) 349,800(黒) | 372,800(白) 359,800(黒) | ||
RTX4070S | 309,800(白) 299,800(黒) | 329,800(白) 309,800(黒) | ||
RTX4060Ti | 234,800(白) 224,800(黒) | 234,800(白) 219,800(黒) |
※2024年12月6日時点
マイニングベースのピラーレスケース採用シリーズ
マイニングベースのゲーミングPCの特徴は、ピラーレスケース×LEDだ。
黒・白・ピンクのピラーレスケースに加え、10基のLEDファンを搭載している。他BTOのピラーレスケースモデルより、派手さが増している。
ゲーミングモデル・クリエイターモデル・ストリーマーモデルの3種に分かれていて、それぞれに適した性能・仕様となっている。(2024年12月11日現在、クリエイターモデルの取り扱いがない)
ゲーマーモデル
ゲームでは、コアが多い上位のCPUは全く必要ない。ゲーマーモデルは、ゲーム用途で無駄が無いCPUがラインナップとなっている。
ストリーマーモデル
R7 7800X3D | R9 7950X3D | i7-14700KF | i9-14900KF | |
---|---|---|---|---|
RTX4090 | 688,000 | 619,800 | 647,800 | |
RTX4080S | 449,900 | 499,800 | 433,400 | 459,800 |
RTX4070Ti S | 399,800 | 449,900 | 383,800 | 411,400 |
RTX4070S | 349,800 | 333,000 | ||
RTX4070 | 331,000 | 314,800 |
ストリーマーは、ゲームしながら配信するなど、マルチタスクが多いため、コアが多い上位のCPUが必要になる。ストリーマーモデルでは、マルチタスクに適したCPUがラインナップとなっている。
さらにUSBポートの数が充実しているなど、ストリーマーに必要なゲーミングPCとなっているのが特徴だ。
サイコムのピラーレスケース採用シリーズ
構成例 | |
---|---|
CPU | Intel Core Ultra7 265K(変更可) |
グラボ | RTX4070Ti Super(変更可) |
メモリ | 64GB(16GB×4) DDR5-5600 |
SSD | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 520,800円 |
サイコムのG-Master Luminousシリーズは、ピラーレスケースだ。
サイコムでは、世界的に有名なPCパーツメーカーのパーツばかりを採用している。このケースはAntecのConstellation C5 ARGB Whiteだ。
品質にこだわったピラーレスケースPCなら、サイコムをおすすめする。
SEVENのピラーレスケース採用シリーズ
SEVENで選べるピラーレスケースは以下の通り。
- NZXT H6 Flow White
- NZXT H6 Flow Black
- NZXT H9 Elite White
- LianLi O11D EVO RGB Black
- ASUS TUF Gaming GT502 Black
SEVENでは全てのパーツを幅広い選択肢から選ぶことができる。型番がすべて公開されていて、自作PCかのように自分で組み上げることが可能だ。
PC初心者だと選択肢の広さは混乱に繋がるだけだが、玄人であれば選択肢が広いほど嬉しい。もちろん基本モデルをそのまま購入しても問題ないが、カスタマイズがSEVENの醍醐味だ。
以下の表はピラーレスケースがデフォルトで採用されているモデルのうち、IntelモデルとAMDモデルの2つを抜粋して紹介している。これらを基に自分好みの構成に変更しても良い。
パーツ (すべて変更可) | 構成例1(Intel) | 構成例2(AMD) |
---|---|---|
ケース | ||
CPU | Core i7-14700F | Ryzen9 7950X3D |
グラボ | RTX4070Super | RTX4070Super |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD 2TB SSD |
価格(税込) | 298,980円 | 439,780円 |
公式ページ | 公式サイトで見てみる | 公式サイトで見てみる |
ピラーレスケースの弱点:割高で高額
ピラーレスケースは通常のケースより割高で高額な傾向にある。
ピラーレスケース以外にも様々なシリーズがあるフロンティアのゲーミングPCで見ていこう。
Core i5-14400F RTX4060Ti | Core i7-14700F RTX4070Super | Core i7-14700F RTX4070Ti Super | |
---|---|---|---|
GPLシリーズ(白) GPLシリーズ(黒) | – 224,800円 | 309,800円 299,800円 | 354,800円 349,800円 |
GHLシリーズ | 209,800円 | 279,800円 | 349,800円 |
GKLシリーズ | – | 257,800円 | – |
GBLシリーズ | – | 349,800円 | 389,800円 |
※2024年12月14日時点での情報
ピラーレスケース採用のGPLシリーズは、他のシリーズより高価格であり、フラグシップシリーズのGBLシリーズより価格が高いことすらある。ピラーレスケースにはそれだけのコストがかかるということだ。
これだけ高額だと、ピラーレスケースを諦める人もいるかもしれない。しかしどうせ数十万円の買い物をするのであれば、後悔しないように妥協のないPC選びをするべきだ。
ピラーレスケースのゲーミングPCの選び方
- 自分が気に入ったデザインのケースを選ぶ
- 自分が求めるグラボ性能を選ぶ
- 自分が求めるCPU性能を選ぶ
自分が気に入ったデザインのケースを選ぶ
ゲーミングPCは高額な買い物であり、ピラーレスケースはさらに割高だ。だからこそデザインに妥協せず、満足の行くゲーミングPCを選ぶべきだ。
自分が求めるグラボ性能を選ぶ
グラボはゲーミングPCの性能を決めると言っても過言ではないほど重要なパーツだ。各グラボの大まかな用途は以下の通り。
用途 | |
---|---|
RTX4060 RTX4060Ti | フルHDゲーミング用 |
RTX4070Super RTX4070Ti Super | WQHDゲーミング用 |
RTX4080Super RTX4090 | 4Kゲーミング用 |
おすすめは、フルHDゲーミングならRTX4060Ti、WQHDゲーミングならRTX4070Super、4KゲーミングならRTX4070Ti Superだ。RTX4070Ti SuperはWQHD向けのグラボだが、かなり高性能なので4Kゲーミングにも対応できる。
自分が求めるCPU性能を選ぶ
グラボと同様に、ゲーミングPCの性能を決めるパーツがCPUだ。各CPUの大まかな特徴は以下の通り。
特徴 | |
---|---|
Core i5,Ultra5 Ryzen5 | ゲーム用なら十分 軽い動画編集などもこなせる |
Core i7,Ultra7 Ryzen7 | 価格と汎用性のバランスが良い |
Core i9,Ultra9 Ryzen9 | クリエイター向け ほとんどの人は不必要 |
X3Dモデル (Ryzen7 7800X3Dなど) | ゲーム性能を最重要視する人向け |
ゲームしかしない人がCore i9などの最上位CPUを選んでも無駄になるだけなので、自分の用途にあったグレードから選ぶと良い。
所有感を味わえるピラーレスケースを選ぼう
このページでは、ピラーレスケースを採用しているBTOを紹介した。
ゲーミングPCは高額であり、気に入らないからと言って気軽に買い替えることはできない。だからこそ、性能だけでなくデザイン面でも妥協せず、納得のいくものを選ぶべきだ。
ピラーレスケースは高額というデメリットはあるものの、デザイン性には優れている。所有感を味わえるピラーレスケースを選ぼう。